ポケモンH.G.トリップもののメモ帳。
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次にウツギ博士が向かったのは、部屋の中央にある大きな機械だった。ミレイや博士の足元に纏わりつくようについて来ていた三匹のポケモン達が、明らかに落ち着きを失ってソワソワしている。
もしかして、と流石に悟ったミレイの考えを裏切る事なく、ウツギ博士は足元を見下ろすと……
「さて、ミレイちゃんにはこの三匹の中から……うわっ!」
「みゃっ!?」
……博士の言葉を最後まで待つ事なく、チコリータとワニノコがミレイに突撃した。ヒノアラシは驚いたのか、固まっているようだ。
連れて行って、連れて行ってとばかりにピョコピョコ跳ねるチコリータ、足にギュウギュウしがみつくワニノコ。二匹が猛烈な勢いでアタックする中、ヒノアラシもハッと我に返った。
「……ヒノ」
ちょこちょことミレイの側まで寄ってくる……が、チコリータとワニノコに睨まれ、ヒノアラシは再び固まった。
(……あれ、今日は逃げへんのや)
ミレイはちょっと意外に思った。ヒノアラシは最初の出会いからして他の二匹から逃げていた状態だったし、他の時だってすぐ部屋の隅やウツギ博士の足元に走っていくものだから、てっきり今回もウツギ博士の所に戻るかと思っていたのだが。
「えぇと……博士。どうしましょう?」
「うん、それじゃ動けないよね……。ほら、皆ボールに戻って!」
ウツギ博士は機械にセットしてあったボールを三匹に向けた。三匹は光ったかと思うと姿を消してしまう。そしてボールがガタガタッと揺れた。
ミレイは息を呑んだ。
(ホンマにボールに入ったー!!)
そしてこの世界では、見える光もあるらしい事も分かった。ミレイの目は確かに、光となったポケモン達がボールに入っていくのを捉えていた。
「この三匹の中から一匹あげる。ポケモンを選んだら、トレーナーカードをそこにセットして、ボールに触ると良い」
ミレイは頷くと、機械に一歩近付いた。認証台にカードを置き、深呼吸する。
一瞬目を閉じ、すぐに開けて、彼女はボールに手を伸ばした。
もしかして、と流石に悟ったミレイの考えを裏切る事なく、ウツギ博士は足元を見下ろすと……
「さて、ミレイちゃんにはこの三匹の中から……うわっ!」
「みゃっ!?」
……博士の言葉を最後まで待つ事なく、チコリータとワニノコがミレイに突撃した。ヒノアラシは驚いたのか、固まっているようだ。
連れて行って、連れて行ってとばかりにピョコピョコ跳ねるチコリータ、足にギュウギュウしがみつくワニノコ。二匹が猛烈な勢いでアタックする中、ヒノアラシもハッと我に返った。
「……ヒノ」
ちょこちょことミレイの側まで寄ってくる……が、チコリータとワニノコに睨まれ、ヒノアラシは再び固まった。
(……あれ、今日は逃げへんのや)
ミレイはちょっと意外に思った。ヒノアラシは最初の出会いからして他の二匹から逃げていた状態だったし、他の時だってすぐ部屋の隅やウツギ博士の足元に走っていくものだから、てっきり今回もウツギ博士の所に戻るかと思っていたのだが。
「えぇと……博士。どうしましょう?」
「うん、それじゃ動けないよね……。ほら、皆ボールに戻って!」
ウツギ博士は機械にセットしてあったボールを三匹に向けた。三匹は光ったかと思うと姿を消してしまう。そしてボールがガタガタッと揺れた。
ミレイは息を呑んだ。
(ホンマにボールに入ったー!!)
そしてこの世界では、見える光もあるらしい事も分かった。ミレイの目は確かに、光となったポケモン達がボールに入っていくのを捉えていた。
「この三匹の中から一匹あげる。ポケモンを選んだら、トレーナーカードをそこにセットして、ボールに触ると良い」
ミレイは頷くと、機械に一歩近付いた。認証台にカードを置き、深呼吸する。
一瞬目を閉じ、すぐに開けて、彼女はボールに手を伸ばした。
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