ポケモンH.G.トリップもののメモ帳。
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「チェレン君、チャンピオンっぽい人が不満そうやね~。あ。また頭押さえてる。ヤツは絶対、将来禿げるタイプやね!」
「……ねーちゃん……。その発言、完全に俺等のオカンやから」
「うわ失敬な、流石にわたしはマミィほどお下劣ネタ好きちゃうし。むしろ、下手な下ネタ嫌いやし。しっかし、結構マジでチェレン君の将来が心配やわ。あんな忍耐力なくて大丈夫なん? 絶対、ホウエンとかカントーとか行っちゃあかんタイプの人やね。確信したわ」
「アカンのかい」
「そりゃアカンやろ。こんな神経質っ子が、放蕩石マニア御曹司がチャンピオンやってたり、滝登り要員もいないのに滝の上の小部屋におったりするようなホウエンや、ましてやジムリからして放蕩していて、元チャンピオンに至っては何故か人外魔境の山の上に自力ロッククライムで登ってしまってるようなカントー行ってみ? 頭の血管ぶち切れるかもしらんで。しかも、ホウエンチャンピオンもシンオウチャンピオンも自分の守るべき地方ほっぽり出して、ジョウトやらカントーやら、噂によるとこのイッシュにまで遊びに来とるらしいやんか。アカンに決まっとる。絶対、ストレスのあまりに、禿げる」
「本人おらんのええ事に、言いたい放題だな、おい」
「あ、ジョウトには行けるんちゃう? あと、エメ以降のホウエンも」
「……何で?」
「ジョウトのチャンピオンは一応遊びまわってはおらへんやん。悪人いうたかて人間相手に破壊光線かますような変態ドMやったとしても。んで、ミクリさんはチャンピオンとしてはまっとう。チャンピオンとしては。実際会った事あらへんけど」
「……マジで言いたい放題すぎるだろ……。にしても、あれやな」
「ん?」
「チャンピオンは放浪してるのがデフォやって知らへんチェレンが悪い気もするけどな」
「ぶっ! ……言われてみれば、そうかも」
「……ねーちゃん……。その発言、完全に俺等のオカンやから」
「うわ失敬な、流石にわたしはマミィほどお下劣ネタ好きちゃうし。むしろ、下手な下ネタ嫌いやし。しっかし、結構マジでチェレン君の将来が心配やわ。あんな忍耐力なくて大丈夫なん? 絶対、ホウエンとかカントーとか行っちゃあかんタイプの人やね。確信したわ」
「アカンのかい」
「そりゃアカンやろ。こんな神経質っ子が、放蕩石マニア御曹司がチャンピオンやってたり、滝登り要員もいないのに滝の上の小部屋におったりするようなホウエンや、ましてやジムリからして放蕩していて、元チャンピオンに至っては何故か人外魔境の山の上に自力ロッククライムで登ってしまってるようなカントー行ってみ? 頭の血管ぶち切れるかもしらんで。しかも、ホウエンチャンピオンもシンオウチャンピオンも自分の守るべき地方ほっぽり出して、ジョウトやらカントーやら、噂によるとこのイッシュにまで遊びに来とるらしいやんか。アカンに決まっとる。絶対、ストレスのあまりに、禿げる」
「本人おらんのええ事に、言いたい放題だな、おい」
「あ、ジョウトには行けるんちゃう? あと、エメ以降のホウエンも」
「……何で?」
「ジョウトのチャンピオンは一応遊びまわってはおらへんやん。悪人いうたかて人間相手に破壊光線かますような変態ドMやったとしても。んで、ミクリさんはチャンピオンとしてはまっとう。チャンピオンとしては。実際会った事あらへんけど」
「……マジで言いたい放題すぎるだろ……。にしても、あれやな」
「ん?」
「チャンピオンは放浪してるのがデフォやって知らへんチェレンが悪い気もするけどな」
「ぶっ! ……言われてみれば、そうかも」
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「……」
グリーンが、耐え切れないとばかりに走り去っていくのを、レッドは視界の端に捉えていた。
……オーキド博士は、気付いていないだろう。自らが、どれほど孫息子を傷付けてきたか。そして、今も、どれほど傷付けたか。
それを言うなら、レッド自身、旅に出てからどれほど彼を傷付けたか知れない。
そう、それは、身体的なものではないだけに、目には見えないのに、とてもとても……イタイ。
オーキド博士にいざなわれ、殿堂入りのポケモンを記録する部屋に二人きりになった時、レッドは口を開いた。
「申し訳ないですけど、僕はチャンピオンの職に就くつもりはありません。このまま、旅に戻ろうと思っています」
「レッド?」
オーキド博士は、やや戸惑ったような表情でレッドを振り返る。
「チャンピオンなんて、僕のガラじゃありません。大勢の人に注目されるのは、好きじゃない」
オーキド博士は考え込む素振りを見せた。レッドは、畳み込むように続けた。
「グリーンは……きっと僕が蹴ったチャンピオンの座に戻るのは屈辱だとか言いそうだから、ワタルにチャンピオンを続けてもらったらどうでしょう。で、彼には、トキワジムを任せてみるのも良いかもしれません」
これは逃げだと、分かっている。ジムリーダーになれば、グリーンは、レッドを追いたくても追えなくなる。
だが、彼に今必要なのは、レッドの事を考えなくても済む環境なのではないかと、レッドは感じていた。
きっと、グリーンは、レッドに追い付かれ、追い越される事を恐れるあまりに、余裕を失っていったのだろうから。
……なーんて、妄想。
グリーンが、耐え切れないとばかりに走り去っていくのを、レッドは視界の端に捉えていた。
……オーキド博士は、気付いていないだろう。自らが、どれほど孫息子を傷付けてきたか。そして、今も、どれほど傷付けたか。
それを言うなら、レッド自身、旅に出てからどれほど彼を傷付けたか知れない。
そう、それは、身体的なものではないだけに、目には見えないのに、とてもとても……イタイ。
オーキド博士にいざなわれ、殿堂入りのポケモンを記録する部屋に二人きりになった時、レッドは口を開いた。
「申し訳ないですけど、僕はチャンピオンの職に就くつもりはありません。このまま、旅に戻ろうと思っています」
「レッド?」
オーキド博士は、やや戸惑ったような表情でレッドを振り返る。
「チャンピオンなんて、僕のガラじゃありません。大勢の人に注目されるのは、好きじゃない」
オーキド博士は考え込む素振りを見せた。レッドは、畳み込むように続けた。
「グリーンは……きっと僕が蹴ったチャンピオンの座に戻るのは屈辱だとか言いそうだから、ワタルにチャンピオンを続けてもらったらどうでしょう。で、彼には、トキワジムを任せてみるのも良いかもしれません」
これは逃げだと、分かっている。ジムリーダーになれば、グリーンは、レッドを追いたくても追えなくなる。
だが、彼に今必要なのは、レッドの事を考えなくても済む環境なのではないかと、レッドは感じていた。
きっと、グリーンは、レッドに追い付かれ、追い越される事を恐れるあまりに、余裕を失っていったのだろうから。
……なーんて、妄想。
「ゲーチスは、言葉を使い、ポケモンを解き放たせる!」
アスラ、とやらが言うのを、ミレイは大して興味もなく聞いていた。
ああ、はいはい、ワロスワロス。という心境だ。
しかし、続けられた言葉に、彼女は思わず噴いた。
「残りの七賢人は仲間に命じて実力でポケモンを奪い取らせる!」
ああ、ばっかじゃねぇの!? と、彼女は思わず素で突っ込みそうになった。賢人というからにはもっと知的な存在をイメージしていたが、どうやら、賢人様は意外に武闘派というか、強行派らしい。
以前聞いたゲーチスとやらの演説も、何だかなぁという感じではあったが、これでは底が知れるというものだ。流石ポケモン世界。やっぱり、基本的に、住民そのものは、「平和」だ。
せめて、ゲーチスとやらの活動がある程度効果を表してからならともかく、今のこの段階でそれはなかろう、と、本人思わくもう少し「平和」でない世界出身の、ちょっとひねくれて育ってしまった少女は考える。
そんな有様では、お互いがお互いの足を引っ張るだけだ。
中途半端な状態でポケモンを奪えば、当然反発されるに決まってる。そんな噂が流れれば、演説だって、自分達の行為を正当化しようと「言い訳」しているだけにしか、民衆は捉えなくなる。内容の是非はともかく、信じさせることは、難しくなる。
……そういう意味では、ミレイが犯罪組織にさほど興味がなかったのは、幸いかもしれない。
「……ってな事があってね、やっぱダメダメやんね」
いつものように、夢の中。姉弟が、会話している。
「そういや、ヒウンでも、おバカ丸出しやったよ。わざわざ戻ってきて自分の悪事を言っちゃうお間抜けな下っ端さんとか、ゲーチスかて、ほら、『ワタクシの……いやプラズマ団の』って! お前の個人的野望が見え隠れしてんの丸分かりやがな! つうか、『フハハハ』なんて悪役笑いを実際にやらかす奴なんて初めて見たし」
「それを言うなら、まずワザとらしく『ワタクシ』なんて一人称使ってる時点でアウトやろ」
弟の方は、姉よりにべがなかった。彼にとってポケモン世界最高最大の悪の組織はロケット団なのだ。未だにサカキを超えるカリスマはいないとさえ、彼は言い切っている。
「そっか、まずその時点でアカンか」
姉は、ふむふむと頷いた。
「で、ねーちゃん、どうすんの?」
「ん? ああ、一応、こんままジムに突撃かなー」
エンディングを見た弟が、やっぱりゲーチスは小物だったとぼやいていたのは、この場合、別の話なのだろうか?
追記:きっとストーリー中では、このイベントすら夢の中。
アスラ、とやらが言うのを、ミレイは大して興味もなく聞いていた。
ああ、はいはい、ワロスワロス。という心境だ。
しかし、続けられた言葉に、彼女は思わず噴いた。
「残りの七賢人は仲間に命じて実力でポケモンを奪い取らせる!」
ああ、ばっかじゃねぇの!? と、彼女は思わず素で突っ込みそうになった。賢人というからにはもっと知的な存在をイメージしていたが、どうやら、賢人様は意外に武闘派というか、強行派らしい。
以前聞いたゲーチスとやらの演説も、何だかなぁという感じではあったが、これでは底が知れるというものだ。流石ポケモン世界。やっぱり、基本的に、住民そのものは、「平和」だ。
せめて、ゲーチスとやらの活動がある程度効果を表してからならともかく、今のこの段階でそれはなかろう、と、本人思わくもう少し「平和」でない世界出身の、ちょっとひねくれて育ってしまった少女は考える。
そんな有様では、お互いがお互いの足を引っ張るだけだ。
中途半端な状態でポケモンを奪えば、当然反発されるに決まってる。そんな噂が流れれば、演説だって、自分達の行為を正当化しようと「言い訳」しているだけにしか、民衆は捉えなくなる。内容の是非はともかく、信じさせることは、難しくなる。
……そういう意味では、ミレイが犯罪組織にさほど興味がなかったのは、幸いかもしれない。
「……ってな事があってね、やっぱダメダメやんね」
いつものように、夢の中。姉弟が、会話している。
「そういや、ヒウンでも、おバカ丸出しやったよ。わざわざ戻ってきて自分の悪事を言っちゃうお間抜けな下っ端さんとか、ゲーチスかて、ほら、『ワタクシの……いやプラズマ団の』って! お前の個人的野望が見え隠れしてんの丸分かりやがな! つうか、『フハハハ』なんて悪役笑いを実際にやらかす奴なんて初めて見たし」
「それを言うなら、まずワザとらしく『ワタクシ』なんて一人称使ってる時点でアウトやろ」
弟の方は、姉よりにべがなかった。彼にとってポケモン世界最高最大の悪の組織はロケット団なのだ。未だにサカキを超えるカリスマはいないとさえ、彼は言い切っている。
「そっか、まずその時点でアカンか」
姉は、ふむふむと頷いた。
「で、ねーちゃん、どうすんの?」
「ん? ああ、一応、こんままジムに突撃かなー」
エンディングを見た弟が、やっぱりゲーチスは小物だったとぼやいていたのは、この場合、別の話なのだろうか?
追記:きっとストーリー中では、このイベントすら夢の中。
ミレイ「ついにイッシュ地方解禁やねんなー」
グリーン「結局、お前もイッシュに行くのか?」
ミレイ「んー? ……未定(にっこり)」
グリーン「この期に及んで未定か、おい」
ミレイ「ターちゃんには言うたけど、作者が誰かに落ちるか次第やからねー。取り敢えず、どっちのパターンでも、むぅちゃんは来る筈やけど」
グリーン「ああ、お前の弟な」
ミレイ「また新キャラ増えるんか、もうこんままで行くんかは、結局最後までシナリオやってみんと何とも言えんってさ。あんま、新キャラ増やしたくあらへんのやと。性格が被ってくる的な問題で」
グリーン「ふーん……」
ミレイ「どのパターンにしても、設定練んのにはそれなりに時間かかるから、ゲームは嫌いやって言うてた。名前を後から変えれないのが、当たり前の事やねんけど、困るって。ま、取り敢えず何にしろ、ゲームやらんと話は作られへんけど、話作らへんとゲームの主人公も決まらんっていうジレンマを、作者がどう克服するかやね。せいぜい、悩んでもらおっかいな」
グリーン「結局、お前もイッシュに行くのか?」
ミレイ「んー? ……未定(にっこり)」
グリーン「この期に及んで未定か、おい」
ミレイ「ターちゃんには言うたけど、作者が誰かに落ちるか次第やからねー。取り敢えず、どっちのパターンでも、むぅちゃんは来る筈やけど」
グリーン「ああ、お前の弟な」
ミレイ「また新キャラ増えるんか、もうこんままで行くんかは、結局最後までシナリオやってみんと何とも言えんってさ。あんま、新キャラ増やしたくあらへんのやと。性格が被ってくる的な問題で」
グリーン「ふーん……」
ミレイ「どのパターンにしても、設定練んのにはそれなりに時間かかるから、ゲームは嫌いやって言うてた。名前を後から変えれないのが、当たり前の事やねんけど、困るって。ま、取り敢えず何にしろ、ゲームやらんと話は作られへんけど、話作らへんとゲームの主人公も決まらんっていうジレンマを、作者がどう克服するかやね。せいぜい、悩んでもらおっかいな」
「……やっぱり、さぶいです」
バクフーンのアカツキに覆い被さり、震えながら、ミレイはぼやいた。
なら、どうして来るんだ。前も言った事のあるような疑問を、レッドは飲み込む。一度言ったなら、もう十分だろう。
「レッドさん、麓のポケセンでもあまり見掛けませんけど、もしかして此処を生活拠点にしてたりするんですか? 隠し洞窟とかあったりして?」
「……隠し、って意味が分からないけど、ある」
「えっ、マジですか!?」
ミレイは勢いよくアカツキに伏せていた顔を上げ、レッドを振り仰いだ。
「ん。慣れれば、結構快適」
「結構、快適? お風呂入れたりとか?」
冗談のつもりで発せられた言葉を、しかしレッドはあっさりと肯定した。
「入ろうと思えば」
「え、えええええぇぇ!」
単なるネタです。
因みに、温泉が湧いてる事にするか、奥が窪んでいる所に雪を運び入れ、リザードンの炎でお湯にして入っているのか、決めかね中。
バクフーンのアカツキに覆い被さり、震えながら、ミレイはぼやいた。
なら、どうして来るんだ。前も言った事のあるような疑問を、レッドは飲み込む。一度言ったなら、もう十分だろう。
「レッドさん、麓のポケセンでもあまり見掛けませんけど、もしかして此処を生活拠点にしてたりするんですか? 隠し洞窟とかあったりして?」
「……隠し、って意味が分からないけど、ある」
「えっ、マジですか!?」
ミレイは勢いよくアカツキに伏せていた顔を上げ、レッドを振り仰いだ。
「ん。慣れれば、結構快適」
「結構、快適? お風呂入れたりとか?」
冗談のつもりで発せられた言葉を、しかしレッドはあっさりと肯定した。
「入ろうと思えば」
「え、えええええぇぇ!」
単なるネタです。
因みに、温泉が湧いてる事にするか、奥が窪んでいる所に雪を運び入れ、リザードンの炎でお湯にして入っているのか、決めかね中。